

ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界
本展は、幕末から明治期にかけて活躍し、国内外で高い人気を誇る絵師・河鍋暁斎(1831-89)の展覧会です。神仏画から戯画、動物画、妖怪画にいたるまで多岐にわたる画題を手がけ、卓越した画技と機知に富んだ発想がその作品に見られます。世界屈指の暁斎コレクターであるイギリス在住のイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵作品から約110点を厳選し、肉筆画と版画の名品、および国内初公開となる優品の数々を紹介します。東京会場(サントリー美術館)での開催後、神戸市立博物館(2026年7月11日~9月23日)、静岡県立美術館(2026年10月10日~12月6日)へと巡回します。出品作の半数以上が日本で初出品されます。


開館50周年記念 ウジェーヌ・ブーダン展―瞬間の美学、光の探求
「印象派の先駆者」と称される画家ウジェーヌ・ブーダン(1824-1898)の、日本では約30年ぶりとなる大規模回顧展です。空や雲、海景、牛の群れなどを瑞々しい色彩と軽快な筆致で描き出した作品は、故郷ノルマンディーをはじめとする各地の光と大気の様子を見事にとらえています。本展では、油彩・素描・パステル・版画を中心に約100点の作品を通して、人物や建築モティーフなどにも焦点を当てつつ、フランス近代風景画の発展に大きく寄与したブーダンの魅力を新たな視点で問い直します。


北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより
本展は、2024年に井内コレクションより国立西洋美術館に寄託された、葛飾北斎(1760-1849)の『冨嶽三十六景』(1830-1833年頃)を初披露する展覧会です。北斎の代表作である本シリーズ全46図を一挙に公開します。さらに、特に人気の高い「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」については、それぞれ異なる摺りをもう1点ずつ併せてご紹介します。「神奈川沖浪裏」は現存屈指の優れた摺り・保存状態を誇る一枚が、“赤富士”として知られる「凱風快晴」は極めて希少な藍摺版、通称“青富士”も特別に展示されます。これら全48点を、モネをはじめとする西洋美術コレクションを誇る国立西洋美術館でご覧いただける、またとない機会となります。


NHK日曜美術館50年展
NHK「日曜美術館」は1976年の放送開始から2,500回を超える長寿番組であり、2026年に50年を迎えることを記念して開催される展覧会です。本展では、これまで番組に登場した"美"の魅力を伝えるべく、番組を彩ってきた120点を超える名品を5つの章で紹介します。また、番組の出演者たちがつむいできた時代を超えて響く言葉を過去の放送から厳選して上映し、高精細映像も組み合わせて、「日曜美術館」の歴史を紹介します。


チュルリョーニス展 内なる星図
リトアニアを代表する芸術家ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911)の日本で34年ぶりとなる大回顧展です。絵画と音楽という2つの領域で類まれな才能を示し、35歳の若さで亡くなるまでの約6年間の画業で300点以上の作品を手がけた彼の芸術の全体像を紹介します。国立M.K.チュルリョーニス美術館所蔵の主要な絵画やグラフィック作品約80点を紹介し、象徴的なイメージや宇宙的なモチーフを用いた独自の精神世界をたどる構成となっています。


春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪
長沢蘆雪(ながさわ ろせつ)は、18世紀後半の江戸時代の京都で活躍した画家です。師である円山応挙から写生を学びつつも、独自の奇抜な着想と大胆な構図による作品を数多く手がけました。また、禅の世界や仏の教えのもとに生きた画家でもあります。本展は、東京では初となる(または64年ぶりとなる)長沢蘆雪の展覧会で、その多様な魅力に多角的に迫ります。ファンタスティックで不思議な風景、かわいい動物や子供たち、そして師に迫る凄腕の絵から、その正反対のへそまがりで愉快な絵まで、幅広い作品が紹介されます。


テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート
本展は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる企画です。サッチャー政権時代(1979-90年)を経験して緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場しました。当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表してきました。約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。


モネ没後100年 クロード・モネ ー風景への問いかけ
印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)の没後100年を記念し、自然光の移ろいに魅せられ、その美しさをカンヴァスにとどめようと生涯をかけて探求したモネの魅力を探る展覧会です。オルセー美術館からモネの作品41点を含む約90点、国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で構成されます。モネの創作の背景や動機を、同時代の絵画、写真、浮世絵、アール・ヌーヴォーの工芸作品との関わりから多角的に読み解き、現代映像作家アンジュ・レッチアによるオマージュ映像も展示されます。











